私と正門良規という脅威の話

おはようございます。皆様素敵な自粛期間をお過ごしでしょうか?

 

はじめまして、うれゆと申します。

今回は沼落ちブログです。ずっと書いてみたいと思っていたとはいえまさかこんな内容で始めることになるとは思っていませんでした。沼落ちはいつも突然ですね。

これまでブログというものを書いたことがないため大変拙い文章になっていると思いますが、あるジャニオタの念願のはてブロデビューということであたたかく見守っていただければ幸いです。

 

私と脅威の一か月間について。

後から読み返して、この時は愉快だったなあと笑える日が来ることを祈りながら書いていきたいと思います。

 

 

本題に入る前にまず私の現在の担当と歴代の推しを紹介させてください。

KAT-TUN上田竜也さんとSixTONES京本大我さんです。

ずっと二次元オタクだった私は音楽番組で見かけたKinKi Kidsの愛のかたまりに惚れこんでしまい、いろいろと調べていくうちにまずKinKi Kidsのオタクとなり、同時に見かけたKAT-TUNNEWSにもどハマりしてジャニオタ人生を歩み始めました。(ほんとうならこのあたりについての沼落ちブログで始めたかった)

これが2015年冬のことで、その後すぐに見始めた少年倶楽部の中で京本大我さんに一目惚れしたり、他グルを覗いてみたり、担降りや推しの突然の退所も経験しながら上田京本担に落ち着き、今年でジャニオタ5年目に突入しました。一瞬でしたね。

そして一昨年、韓国アイドルの沼にもどぼんしてしまった私はそれまでになかったアイドルへのガチ恋感情でひたすら苦しんだりもしました。間違えました、現在進行形で苦しんでいます。

韓国でガチ恋推しと出会うまで、アイドルに対して一切恋愛感情のようなものがなかったというわけではありません。そもそも夢女子10年選手なのでジャニオタをしている間もだいたい1年周期でリア恋枠が変わっていました。一番初めが加藤シゲアキ、次に中島健人、その後一瞬松村北斗に揺らぎかけたところでガチ恋推しと出会い、アイドルに恋愛感情を抱く怖さを知ったのです。(ちなみに私のガチ恋推しはSEVENTEENのホシです)

 

ジャニオタをやっていく中で自担に対して所謂夢思考になることが少なかったため、なんとか楽しくハッピーにオタクライフを送ることができていたのですが、ガチ恋に陥ってから二次元オタク時代の同担拒否限界夢女人格が完全復活してしまい、自分の中で思考のバランスが夢思考寄りになってしまったことが今回の出来事、正門良規への沼落ちにも関わっているのかなあ、なんて考えたりもしていますが正直なところこれを書いている今でも自分がなぜ彼にここまで落ちたのかよくわかっていません。

 

さて、このあたりでそろそろ本題に入ろうと思います。

 

 

上記のように、割と雑食に楽しくドルオタライフを送ってきた私がこれまで避け続けていた存在がありました。

それこそが「関西ジャニーズJr.」だったのです。

 

身近に関西にも詳しいオタクがいたためたまーに情報は入ってきていましたが、ほぼ本能的に私のような限界オタクが簡単に足を踏み入れていい沼ではないと察知し避けていました。

10年も夢思考と寄り添って生きてきたようなオタクはあんな右見ても左見てもリア恋みたいな集団に触れてはいけないんです。確実に人生が狂います。

そのため私はジャニオタとしての4年間を「関西だったら大西プロがかわいくて好きかな~ハマる気はないけど」というようなスタンスで過ごしました。ずっとそうしていればよかったものを……。

そして迎えた2019年、大学進学による環境の変化やガチ恋推しに振り回されまくった結果、私はジャニオタとしての活動を一時お休みしているような状態でした。そんな中、Jr.だった自担のデビューが決定し、またデビュー前の一年間のあれこれでかなり疲弊してしまった私は「これで当分じゅにあ担はお休みかな~」なんて思っていました。

 

 

そんなある時、小中学校で一緒だった面白くて大好きな友人A(生粋の二次元オタク)から突然なにわ男子のオタクになった、と告げられたのです。

 

本当に面白くて大好きな友人だったため久々のジャンル被りに歓喜しつつ、自担現場を前にジャニオタとしての心を取り戻しつつあった私はかる~い気持ちで実家に残っていた少クラを漁り、あの子を落としたなにわ男子とはどんなものなのかと覗いてしまいました。これが始まりだったのでしょう。

なにわ男子を眺め始めた私はまずそのパフォーマンス力の高さに魅せられ大橋和也さんに落ちました。今までの推しの傾向から考えると大橋和也さんに落ちたのは少々意外な出来事ではありましたが、私の好みそうな中性的な容姿でしたし、けーぽにハマってから歌もダンスもできるスキルメンにハマりがちだったので今では割と納得しています。

……ここまではよかったんですここまでは。

 

ある日、しばらく会わない間に関西担になっていた後輩Bと自宅で鑑賞会をすることになり、共通の知り合いである友人Aとも通話をつないで過去の少クラ映像を見ることになりました。すると後輩Bも友人Aも私にこう言うのです。

 

「頼むから、Aぇさんを見てくれ」

 

そうです、なにわ男子に落ちていると思っていた友人たちは私の知らない間にAぇさんことAぇ! groupの沼にも落ちてしまっていたのです。(ちなみに友人Aは佐野担、後輩Bは福本担です)

 

そもそも関西に落ちてしまっていること自体がかなりの誤算だと感じていた私は、その言葉をまず拒否していました。

 

「私は大橋和也さんで手いっぱいだし、ミリしらだけどAぇさんってどうせ”紹介します、右から順にリア恋リア恋リア恋リア恋リア恋リチャードです”みたいなグループなんでしょ??怖すぎるよ、私には絶対無理」

 

フラグ立てまくってますね、のちに最後の砦のような立ち位置だったリチャードもリア恋男であることを知りますしね。

このように、はじめは絶対にAぇさんには落ちたくないという強い意志を持っていた私ですが、なにわくんを探して過去映像を漁っていたらAぇさんを完全に避けるなんてことは不可能なんですよね。半ば無理やりAぇさんのメンバーの名前を刷り込まれながら私は2018年の少クラ映像の中からある男を見つけてしまいました。

 

「あー私……Aぇさんの中ならまさかどさん?のお顔が好きかも」

 

普通布教相手のオタクがこんなこと言ったら逃さないですよね?一気に畳みかけますよね?そうです私が完全に軽率でした。

しかし私の呟きに対して二人は不思議そうに

「お前は絶対末澤誠也だと思った」

と言うのです。それもそのはず、今までの推しから考えて正門良規という男は大橋和也さんよりもずっと私の好みとかけ離れているように見えました。いや今でもそう思ってます。私がこの世で一番好きなお顔は上田竜也なので実際6人についていろいろと知ってから、お顔だけで言ったらこじけんが一番好きで総合的に見てアイドルとして推したいと思うのは末澤誠也だなと思いましたし。

高校時代一緒にじゅにあ担をやっていた関西に詳しい友人にまさかどさんが気になっているという話をしたときも「うれゆちゃんは末澤誠也かな~って思ってた」と言われました。なんならついこの前もAぇさんを布教した丸山担の友人に「なんでまさかどさんなの?」と言われました。

 

そんなこと、私が一番知りたい。何故よりにもよってお前なのか。(まだ沼落ちを認めたくないオタク)

 

 

鑑賞会後、新規ハイ特有のときめきに抗えなかった私は愚かにもまさかどさんについて調べ始め、過去映像を漁り、やっぱ好き?そうでもない?というような状態で3日間ほど過ごしました。

 

そして脅威の始まりの日はやってきたのです。

 

 

忘れもしない、2020年3月14日午前3時前。

 

こたつで眠りこけていた私は目覚めてすぐに友人Aから

「いま、ちょっと電話できる?」

と連絡を受けます。電話に出ると彼女はなんだか動揺しているようでした。私が何かあったのかと尋ねるより先に彼女はこう言いました。

 

「なんか、正門くんの主演舞台が決まって、それが、加藤シゲアキの小説の実写化の、らしくて」

 

その言葉に頭が真っ白になったことを私は今でもよく覚えています。

「まって、どの作品?タイトルは?」

どうか私の知らないものであれとどこかで願う自分がいました。

 

「傘をもたない蟻たちは、の、染色、ってやつ……?」

 

終わった。

全てが終わった。

鈍器で殴られたような衝撃に茫然としながら、私は涙を流していました。

 

 

このブログの冒頭で紹介したように私は以前加藤シゲアキリア恋オタクでした。訳あって今は担降りしてしまっているのですが、加藤担だった当時彼の著作はいくつか読んでいました。

大好きな人がどんな世界をどんな言葉で綴るのか知りたいと思い、私が一番初めに手に取った作品こそ「傘を持たない蟻たちは」であり、私が加藤シゲアキの著作の中で一番愛してやまない物語こそがその「染色」だったのです。

 

当時まだ15歳だった私にはその内容の過激さもなかなか衝撃的ではありましたが、何より彼の文章が持つ温度と極彩色に惚れこみました。加藤担かどうかは関係なく、私は「染色」という物語のことを愛していたのです。

この作品を「好きだ」と思ってから、私はだんだんと自分の中にある日本語という言語自体が好きであるという気持ちに気付き、またその世界観空気感は私の創作活動(私は趣味で絵を描いている人間です)にも影響を与えました。私にとって「染色」とは自分の人生に影響を与えた作品の一つなのです。

 

そんな自分にとって思い入れが深い作品を、舞台化、主演は、今気になっている男、?

 

 

本当に何が起きたのか理解できませんでした。

混乱のあまり一睡もできないまま朝を迎えた私は、気づけば情報局に「正門良規」と打ち込み、振り込んでいました。

 

これは私が自らの頭に「正門良規」という名前と彼の顔を記憶してからわずか4日後の出来事でした。

 

 

 

……いや、早くない????????

 

 

その後も、詳細は省きますがなんだか不思議な偶然が重なり、私はまさかどさんへの好きを止められないどころか加速させまくってしまうのです。

 

染色騒動()の直後我慢できずに作った隔離アカウントは1か月で2000ツイートを超えました。平均して1日60ツイート以上です。元からつい廃ではありましたが、自粛期間とはいえどう考えてもツイートしすぎです。毎日アカウント10個以上を切り替え眺めている人間がやることではないではないでしょう。

何よりも地獄なのはツイートの8割がすでに虚妄であるということです。その様子を見守ってくださっているフォロワーさんからは「ハマって1か月足らず人間ができる深さの虚妄ではない」と言われました。夢女冥利に尽きますね、ははは。いやそんなこと言ってる場合じゃないんですよ私はあの男をこんなに拗らせるつもりなど毛頭なかったのですから!!!!何ちゃっかり褒められた気になってんの!!!!あんた頭おかしいんだからね!!!???自覚ある!????????

 

 

 

気付いた時には、もはや言い逃れできないほど、彼は私の「リア恋枠」になっていました。

 

 

今まで普通に聴けていたZENSHINも今聴くと八代凛太朗が頭を過ぎって手が震え始めます。スカーレットの話題だけで涙が止まらなくなるのでリビングから逃げた日もありました。というかここ数日スカーレットと野郎組に脳内浸食されすぎて眠れません。助けてください。

自分のタイプに特別当てはまっているわけでもないのに、どう考えてもおかしなスピード感で好きを押し進めてしまった、そうさせた彼は私にとって脅威と表す他ない男なのです。健全な生活を、精神を、脅かされています、現在進行形で。

 

まさかどさんを好きになってから毎日、彼はこんなクソ面倒どメンヘラなサブカル限界女が好きになっていいようなお人ではないということに苦しんでいます。太陽の下が似合う人なんです。明るく朗らかで。私みたいな一生日陰で生きていく人間が軽率に好きになっていい人間では……。

あと万人がリアコ枠と掲げるような男を素直に自分のリアコ枠だと受け入れたくないです。いやです。(本音?)

私はもっと一緒にいて自分の身を滅ぼしてしまうような男が好きなのに、どうしてあんな普通の幸せだとか安定だとかいう言葉が似合うようなリア恋枠の男を………。

 

私は今もまだ抵抗を続けています。毎日いやだと好きだを交互に叫んでいます。(でもオタクのいやだってだいたい沼落ちフラグなんですよね。知ってます。)

願わくば、これ以上変な方向に拗らせて苦しむことがありませんように……。

何よりこの苦しみから早く逃れられますように……。

 

……なんてブログを書いていたらanan大先生による爆弾投下予告が出され早速周りのオタクから安否確認されました。すでに無事じゃないです。怖いです。だれかたすけてください。「平熱」という単語を見るだけで手の震えが止まりません。飲んでたヤクルト零しました。

 

 

というわけで、感情に任せて書いてしまったため支離滅裂な内容となってしまいましたが、正門良規はこわいということが、いや恐れ慄く日々をオタクに送らせるほど彼が魅力的な人だということが少しでも伝わっていたらいいなあ、と思います。

私へ 96年生まれで育ちも面倒見も良い兄組の男を警戒するようにしろ!!

 

 

皆様もどうか健康と、突然の沼落ちには気を付けて、素敵な日々をお送りくださいませ。

以上で私の初沼落ちブログを終わります。

最後までお読みいただき本当にありがとうございました!